|<臨床心理士>をめざす人へ心理臨床家をめざす人に望むこと研究室の院生に望むこと
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心理臨床系教員・院生の「お仕事」エンカウンター・グループと本研究室若手の心理臨床家をどう育てるか私の心理臨床私のグループ・アプローチの実践と研究


研究室の院生に望むこと

 


★私の基本的姿勢:心理臨床学は単なる認識の学問ではなく、その相手(クライエント、患者等)に影響を及ぼす学問です。ですから、それを志す人はその相手にできるだけ(害を与えず)貢献できるように絶えず自分を磨く必要があると思います。そのために、学習・実践・研究を継続的に積み重ねることが大事だと私は考えています。このような基本的姿勢から、次のようなことを皆さんに望みたいと思います。


●私が関与する「大学院の授業」「心理臨床ゼミ」「カウンセリング研究会」「エンカウンター・グループ研究会」「エンカウンター・グループ・セミナー」等にはきちんと参加してほしいと思います。〔どうしても都合により参加できない時には、必ず 事前に連絡して下さい。〕(皆さんが私から幅広く学んでほしいし、私も皆さんからいろいろ刺激を受けたいのです。つまり相互に学び合いたいと考えています)


●心理学の<学会>に1つ以上加入し、年次大会に参加し、できれば1年に1回以上は口頭発表をすること心がけてほしいと思います。 (学会に参加したり発表をすることは、井の中の蛙になることを避け、同学の士と互いに研鑽し合ったり、ネットワークが広がるよい機会に なると考えています。私は、日本心理臨床学会、日本人間性心理学会、日本集団精神療法学会、九州臨床心理学会等を推薦します)


●<研究論文>を書いてほしいと思います。目安としてできれば1年に1つ以上の論文をまとめることを心がけてほしいと考えています。(院生の大事な仕事は研究だと私は思います。研究は実践を深めるのに役に立つと考えています。また、研究業績が将来の就職に大きく影響してきます)


●<心理臨床実践>を積極的にしてほしいと思います。「相談室実習」に加えて「教育臨床」と「病院臨床」の2つは研修段階で体験してほしいと考えます。また技法的には「個人アプローチ」と「グループ・アプローチ」 の両方を体験してほしいと考えます。(カウンセリング第一研究室という性格からして、臨床実践の能力を高めてほしいと願います。心理臨床学の原点は臨床実践にあると私は考えています)


●諸機関での心理臨床実践、大学等の非常勤講師(「臨床心理学」「カウンセリング」等 )をする時、およびやめる時には、私に相談し、了承をとってほしいと]思います。 (院生がやる心理臨床に関する仕事には、指導教官として責任があると私は考えています。院生はまだ一人前ではなく 研修段階にあると思いますので、私は研修という観点から、指導をしたいと考えています)


●学部生、研究生、聴講生等の面倒をみてほしいと思います。
  (後輩のお世話をすることは、大事なことだと私は考えています)


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